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初代コンマイ小ネタ(zoom設定)
某ニコの文字を読む動画タグで見付けたスレがあんまりにも可愛かったので我が家でもやってみた(*´д`)キュンv

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・コンマイ(zoom)
某ニコネタ
仕事・・・だと・・・!?


― ― ― ―




『・・・令官・・・司令官ってば』

声が聞こえる。
微睡んでいた意識が緩やかに浮上していくのをコンボイは感じた。

『朝ですよ。起きてください』

愛しい声に諭されるように目を開くと、そこにいるのは自分を覗き込む愛しい愛しい妻の姿。
真っ白なフリルのエプロンに身を包み、開いた窓から差し込む朝陽に照らされたマイスターの姿にあぁこれは夢か、と再び眠りの淵に沈みそうになるも、それを引き留めるのもまたマイスターの声。

『おはようございます、司令官』

『・・・あぁ、おはようマイスター』

眩しさに目を細めると、ギシリとマイスターがベッドに手をついてレース越しに降り注ぐ朝陽を遮る。
白いシーツの波をゆるく掻き乱す指先を手探りで探し当てれば長く太い指に絡められる細い指。
柔らかい唇の感触とふわりとマイスターから香る焼きたてのトーストの香りに、このままベッドに引きずり込んでしまいたい欲望をどうにか抑え込んで離れていく唇を追うように身体を起こした。

『ふふ、お寝坊さんですね。zoom-zoomはもうとっくに起きてますよ』

『今日は、随分と早いんだな・・・何かあったのか?』

『下に行けばわかりますよ』

『?』

『ふふふ、』

ふと、隣を見ればベッドの真ん中でマイスターとコンボイの間に挟まれ眠っていたはずのzoom-zoomが見当たらない。いつもなら目覚めたコンボイが起こしてやるのだが・・・不思議に思ってマイスターを見れば、悪戯っ子のような笑みを浮かべるだけではぐらかされてしまった。そんな顔も堪らなく可愛いのだが、結局zoom-zoomのことは聞けず仕舞い。
首を傾げるも、先に降りてますからね。なんて言葉と共に行ってしまったマイスターを追ってリビングに向かえばzoom-zoomの姿はすぐに見付かった。
ソファに腰掛けたzoom-zoomは着替えもすませ、朝食が出来るまでの時間潰しにニュースキャスターの如何にもインテリですといった風なトランスフォーマーが株価の変動を事細かく読み上げているのを退屈そうに眺めている。
それにしても、今日は随分と早いものだ。まぁ、たまにはこんな日もあるだろう。

『おはようzoom-zoom』

『(プイッ)』

『・・・zoom-zoom?』

自分も小さい頃は休みの前日、思うさま寝過ごしてやろうと意気込んだ時に限ってもの凄く早起きしてしまい、何で起きてしまったのかと悔しい思いをしたものだ。
だが、そんなコンボイに対し、チラリと視線を寄越すとパッとソファから飛び降りてマイスターの元に走って行ってしまったではないか。

・・・おかしい。いつものzoom-zoomじゃない。昨日の晩、zoom-zoomと一緒に見ていたアニメに出てくるウサギのぬいぐるみを抱えた少女の台詞が脳内に浮かび上がる。昨日まではいつもと同じようにパパ、パパ、と舌足らずな声で甘え、マイスターがもう寝なさいと言うのも聞かずなかなか膝の上から降りようとしなかったzoom-zoomが今はどうだ。おはようと眩しい笑顔とともに抱っこをせがむ息子の姿はどこに行ったというのか。
キャッキャとキッチンから聞こえるzoom-zoomのはしゃぐ声は爽やかな朝のBGMにこの上なく相応しいのに、自分の周りだけやけに寒い。

もしかして、自分は何かzoom-zoomの気に障るようなことを知らず知らずのうちにやってしまったのだろうか?ふ、とそんな考えが浮かんでコンボイは慌てて寝起きの頭を廻らせた。
ただいまのキスでzoom-zoomよりマイスターに先にキスしたから?お風呂で調子に乗って擽りすぎたか?お休みのキスの時に意地悪してなかなかしなかったのが?それともzoom-zoomが眠ったのを見計らってこっそりマイスターと乳繰り合ってるのがバレたとか?もしや、これが俗に言う早すぎる反抗期・・・!?

反抗期以前に色々どうかと思われそうだがコンボイ家ではこれが普通なのと、こんな時つっこんでくれるご近所のラチェットは只今夜勤明けにつき、空いた手術室の台の上で仮眠中だったりする――ちなみに、手術台が怖くて医者がやってられるか!とは彼の言葉だ。微妙に違うとコンボイ思っているが触らぬ夜勤明けのラチェットに祟りなし、だ。
三歳児が反抗期なんて、マイスターが聞けばいつまで寝惚けてるんですかと呆れられそうだが、その時のコンボイは愛する息子のあまりにも早い親離れの到来にショックを隠せないでいた。
子供というものは、いつか親の手を離れて行ってしまうものだが、いくらなんでも早すぎる・・・!
マイスターのご飯出来ましたよー、という言葉にどうにかzoom-zoomの隣に座ったものの、相変わらずzoom-zoomの視線とコンボイの視線は交わることがない。
名前を呼んでも無視。さりげなく距離を詰めればさりげなく広がる二人の距離。
今日は随分早いんだな、なんて話しかければさも今良いところなんですと言うようにTVに釘付けになる眼差し。今度はピンクを基調とした女性のトランスフォーマーがお茶の間に笑顔を振り撒きながら『今日のドローン』を紹介するのをzoom-zoomが真剣な顔で頷きながら相槌打ってるのなんかメガトロンに思うさま自慢したいくらい可愛いのに・・・これは本当に、一体どうすればいいのだろうか。もう一度話し掛けて?いやでもこれ以上鬱陶しがられたらもう泣くしかないし、いやいやでもこのまま気まずい空気でいるのも、いやいやいや・・・

色々と考えてみたものの、こんな気持ちで良い案が浮かんでくれるわけもない。結局、zoom-zoomとの微妙な距離感に凹みながらしょんぼりと目の前に置かれた出汁巻きエネルゴンをつつくしかなかった。なんだか少し味付けがしょっぱく感じるが、多分、気のせいだ。うん、気のせい。




――だからか、目の前に座るマイスターが笑いを堪えるのに必死になっていたことを、コンボイは気が付かなかった




『今日もお仕事頑張ってくださいね?』

『あぁ、マイスターも何かあったらすぐに私かラチェットに連絡するんだぞ』

『もう司令官ったら心配性なんだから。わかってますって』

フリルをヒラヒラとはためかせながら玄関まで見送りにきてくれたマイスターに改めて結婚してよかったなぁ、なんて幸せを噛み締めながら、コンボイはマイスターに向き直る。いつもならその手に大きな弁当箱を持っているのだが、生憎今日は以前仕事で助力した取引先から礼も兼ねて昼食でもどうだと誘われているのだ。だから今日は弁当なし。

『今日のお昼は、得意先の方と食べるんでしたよね』

『あぁ、マイスターの手料理が食べられないのは残念だが・・・』

『そんな顔しないでくださいよ。明日も作ってあげますから、ね?』

『むぅ』

部署中の独身貴族達から羨望の眼差しを一身に集めるマイスターの愛妻弁当。それが食べられないのは辛いが、今日の外食は前々から決まっていたことだし、もし持って行ったとして食べきれなかったなんてことになったら悔やんでも悔やみきれない。余らすのもそうだがお裾分けなんてもっての他。その代わり、明日の弁当はエネルゴン米の一粒すら残さずに食べてやろう。
そんな決意をスパークにしながらコンボイは意味ありげにマイスターを見た。マイスターにもそれが伝わったのかほんのり頬を赤く染めながらコクンと頷いて、二人の間が詰められる。こちらを見上げるマイスターに軽く屈めば心得たようにちょっと背伸びして行ってらっしゃいのキス。これも大切な毎朝の日課だ。
離れていく唇を追ってもう一度、今度はこちらから口付ければほんの少し薄く開いた唇に舌先をそろりと忍ばせればこれ以上は駄目だと言うようにマイスターの舌に押し返されてしまった。僅かに絡んだ甘い熱に、スパークに火が灯るその前に名残惜しくもコンボイは唇を離した。

『それじゃあ行ってくる』

『行ってらっしゃい』

送り出してくれるマイスターに微笑み返すも、頭の中では最後まで素っ気なかったzoom-zoomのことが離れてくれそうになかった。
きっと今もリビングでテレビを見ているであろう愛息子のことを思い、後ろ髪を引かれながらも仕方なくドアノブに手をかける――


『むぉっ!?』

と、ドンッと軽い衝撃。何事かと下を見れば、コンボイの長い足に腕を回したzoom-zoomが溢れそうなくらい涙をいっぱいに溜めた大きな目でこちらを見上げているではないか。

『そ、zoom-zoom?』

『やだ!パパいっちゃやだぁ!』

さっきまでのツンなzoom-zoomと今の誰が見てもデレデレなzoom-zoomのあまりの違いようにどうすればいいのかわからなくて、とりあえず抱き上げればすかさず首に回る柔らかい腕。頭に盛大にクエスチョンマークを浮かべながらマイスターを見れば、クスクスと笑いながら教えてくれたそれはさっきまでのコンボイの悩みをあっさりと吹き飛ばしてくれるものだった。

『実はzoom-zoom、今日は仕事が休みだと思ってたみたいで』

ほら、いつもよりゆっくりしてますから。その言葉にzoom-zoomの腕の力が更に強くなる。首にしがみついてやだやだと駄々を捏ねるzoom-zoomにスパークがキュンと甘く跳ねるのを感じて堪らなくなる。さっきまで素っ気なかった分、余計に可愛くて可愛くてしょうがない。


起きるのが早かったのも、

素っ気ない態度を取ったのも、

マイスターとばかり一緒にいたのも――


全部が全部、コンボイにかまってもらうためのzoom-zoomなりの布石だったのだ。
ツンッとつれない態度を取ることによってコンボイの気を自分だけに向け、今日一日如何にして普段仕事で忙しい父親を独占するべきか・・・そのための巧妙なプラン――計画――を立てていたのに、なのに、肝心のコンボイが実はいつもより少し出勤が遅かっただけで、普通に仕事に行こうとするもんだから折角の素っ気ない態度でかまってもらおう作戦がパーになってしまった。
それだけでなくコンボイは何も悪くないのに自分の勘違いであんな態度を取ってしまい、酷いことをしてしまった罪悪感も相俟って泣いてしまった――ということだ。

やだ何この息子可愛い!クレムジーク並に跳ね上がるスパークをどうにかこうにか抑え込んで、コンボイは真剣な表情になると父と息子の微笑ましい姿を始終にこにこと見守るマイスターに向き直った。

『マイスター・・・どうやら、私は風邪を引いてしまったらしい』

愛しい妻を見れば、相変わらずの眩しい笑顔。

『行ってらっしゃい』

妻は容赦なかった。


結局、いやいやをするzoom-zoomを引き剥がし、『泣いたらパパが困るだろ?』というマイスターの言葉にグッと真一文字に口を引き結んだ健気な姿を目に納め、コンボイは断腸の思いで仕事に向かったのだった。


無情にも閉じた扉の向こうからzoom-zoomの泣き声と、それを宥めるマイスターの声が聞こえる。
あぁ、会社に行きたくない・・・今までこんなにも仕事を休みたいと思ったのはいつ以来だろう?会議に嫌いな上司が出席するとわかっていて参加しなければならない時くらい億劫だ。

『zoom-zoom・・・すまない・・・』

今日は意地でも定時に上がってやろう。残業押し付けられそうになったらメガトロンの部署にこっそり廻してやろう。そして、お土産に二人の好きなエネルゴンケーキを買って帰ってやろう――そう心に決めるとコンボイは腹をくくり、少しでも早く仕事を終わらせるべくビークルモードにトランスフォームするのだった。


― ― ― ―


エロが若干積み気味なので気分転換にほのぼのコンボイ家をば。
某ニコの文字を読む動画タグで見付けたネタがあんまり可愛かったのでコンボイ家でもやってみた。

パロ設定だけどマイスターの司令官呼びは外せない(キリッ)。

裏設定で、ホントはマイスターはコンボイの部下なんだけど、実はお腹にzoomがいて産休取ってる設定。でもzoom-zoomとzoomの歳の差で多分5歳差的な感じでどっかに書いた気がするから、今のzoom-zoomが5歳でもいいんだけど5歳だったらもっと喋るかなーということでこの話に限り3歳差で( ̄▽ ̄;)

今はコンボイにツンツンなzoom-zoomですが、小さい頃はさぞや可愛かったに違いないという妄想。
男の子は女(?)親になつくと聞きますけど3、4歳くらいまでだったらどっちもありかなーと。
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(非公開コメント受付中)

プロフィール

恵理

Author:恵理
好きな子ほど上手く描いてあげれないぶきっちょヘタレですm(_ _)m

ヘタレとツンデレに愛を注ぎつつ語ったり日記書いたりしながらちまちまやっていきたいなぁ・・・(遠い目)

最近の口癖は「ドキッとした」

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