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初代小ネタでコンマイ(zoom)
夜這いシリーズ(嘘)

司令官に副官を襲わせてみた。でも未遂。

( ´・ω・`)




... Read more ▼

・コンマイ+zoom-zoom


― ― ― ―




ふ、とマイスターは目が覚めた。


はて、何故目が覚めたのだろう?不思議に思うと同時に目線だけでベビーベッドを見ればzoom-zoomが穏やかな顔で寝息を立てているのが辛うじて見えた。
ついさっき、夜泣きで泣き疲れたzoom-zoomを寝かしつけたような気もするが、実際には一時間も立っていないような気もする。
時間も確認しようと思えば出来るのだが、寝起きの頭ではサイドテーブルに置かれた目覚まし時計を取るという選択肢は浮かんでこない。


この時期の赤ん坊は夜泣きが凄い。


zoom-zoomを出産した時、病院で仲良くなった三人目出産のママさんから教わった事の一つだ。
毎日のように泣き声で起こされてはあやして眠り、また泣き声に起こされてはあやしての繰り返しでノイローゼになる母親もいるのだと脅されたのだが、どうやら運の良いことに、zoom-zoomはあまり夜泣きをしない質らしい。
大体、生後6ヶ月くらいに差し掛かると夜泣きが始まるのだが、思ったよりもzoom-zoomの夜泣きの始まりは遅く、泣いても一時間もマイスターを独占すれば満足したように眠りについてくれて、一体どれほどのものかと身構えていたマイスターは胸を撫で下ろしたものだ。

だが、そんなzoom-zoomでも一体何が気に食わないのか、夜中の3時にマイスターを叩き起こすと寝室にコンボイを残したまま、朝までリビングで二人きりでないと気が済まない日もあった。
そんな日は特に夜泣きも酷く、初めのうちこそあやしてもミルクをやっても泣き止まないzoom-zoomに逆に泣かされそうになったマイスターだが、半年もした頃には深夜の我が儘に付き合わされることにも慣れ、そんな夜には定期的に繰り返されるサイレンに備えて日頃から撮り溜めておいたドラマを眺めるくらいの余裕はすっかりついていた。


だが、今、zoom-zoomは泣いていない。なら何故?


ぼやけた頭で何故を持て余しながらマイスターは考えるも、意識は暖かい毛布の向こうからやってきた睡魔に絡め取られていく。視界が霞む。身体が毛布の中に沈む。瞼が、重い――



――ギシッ



寝返りも打っていないのにギシリと悲鳴を上げたベッドに一気にマイスターの意識は浮上した。育児休暇を取っているとはいえ、サイバトロン軍マイスター副官の呼び名は伊達ではない。むしろ、ここまで侵入を許してしまったことに、自身に怒りを覚えたほどだ。
復帰する前に勘を取り戻しておく必要があるな・・・一瞬にしてクリアになった視界とブレインサーキットで真夜中の侵入者を迎え撃つべく、マイスターが顔を向ければ暗闇の中、マイスターを見つめる一対の琥珀がそこにあった。

「し、司令官?」

思った以上に近くにいた侵入者に僅か、身がすくむと同時に何故気付かなかったのかがわかった。慣れた気配と、暗闇の中と言えど毎日見ているのだから見間違える筈がない。コンボイだ。一体、いつから居たのだろう?まったく気付かなかった。

「いつ、お帰りになられたんですか?」

「・・・・・・」

「・・・司令官?」

コンボイだとわかった途端、あっさりと緊張は解けた。脱力する身体を毛布に沈めながらマイスターは改めてコンボイを見上げる。マイスターの顔の両側に手をついたコンボイは真っ直ぐ眠そうに枕に顔を埋めるマイスターを見下ろしていた。だが、どこか様子がおかしい。

不思議に思ってよく見ようと顔を近付ける。その途端、鼻先を掠めた香りにマイスターは眉間に皺が寄るのを感じた。

「司令官・・・もしかしなくても酔ってますね?」

それもかなり、度数の強いやつで。

「・・・酔っていない」

「こんなにお酒の匂いさせておいて何言ってるんですか!」

「酔っていないと言っているだろう」

「酔っ払いは皆そう言うんです!」

zoom-zoomを起こさないよう小声で叫ぶマイスターとは対称的に、コンボイは不思議なくらい落ち着いていた。酒の匂いを纏わせたままなのを除けば素面とさして変わりないだろう。
だが、今のコンボイは酔っている。そりゃあもう盛大に酔っ払っている。
今までの経験上泥酔とまではいかないものの、2歩手前くらいには酔っている
飲むのは構わないが、せめて限度というものを知ってもらいたい。仮にも、司令官なのだから

「マイスター・・・」

「あ、ちょ、こら!」

酔っ払い相手に何を言っても無駄だとわかっているのだが、真夜中に起こされておいて挙げ句酔っ払いに付き合わされるなんて真っ平ごめんだ。
布団の中に潜り込んできた大きな手に身体をまさぐられ、身体がビクリと跳ね上がる。毛布に包まれたままでは満足に動けず、更にはコンボイにのし掛かられているのもあって最早マイスターが逃げ出すのは不可能と言ってよかった。
熱い掌に薄い尻を掴まれ、接続部を太い指でスリと何度も擦り上げられて、声にならない悲鳴が上がる。
酒の匂いと毛布越しに伝わる熱に頭の奥がクラリとした。

不味い、非常に不味い。確かに最近zoom-zoomに構いっぱなしだったから我慢させてるんだろうなーとは思っていたが、まさか酒でタガが外れた勢いで襲われるとは・・・そもそも、隣にはzoom-zoomが寝ているのに――


そこまで考えて、マイスターはバッとzoom-zoomの眠るベビーベッドに首だけで振り返った。




不思議そうにこちらを見つめるzoom-zoomの眼差しがそこにあった。






気が付けば、コンボイの身体はベッドの横に転がり落ち、マイスターの左手にはサイドテーブルにあったはずの目覚まし時計が握られていた。








「マイスター・・・何だか頭が痛いんだが」

「二日酔いなんじゃないですか?あんなに遅くまで飲みすぎるからですよ」

「・・・何で怒っているんだ」

「別に?怒ってなんかいませんよ」

「・・・・・・」

「さ、zoom-zoom。今日はママと二人でお散歩に行こうな~♪」

「あー♪」

「・・・・・・マイs」

「司令官はお昼に荷物が届きますから留守番してて下さいね」

「・・・・・・・・・あぁ」


― ― ― ―


( ´・ω・`)
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プロフィール

恵理

Author:恵理
好きな子ほど上手く描いてあげれないぶきっちょヘタレですm(_ _)m

ヘタレとツンデレに愛を注ぎつつ語ったり日記書いたりしながらちまちまやっていきたいなぁ・・・(遠い目)

最近の口癖は「ドキッとした」

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