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初代でコンマイのデキちゃった話(違)
初代でコンマイのzoom-zoomネタ
コンちゃんが若干暴走してたりしなくもないです(何)

どうでもいいですけど、あれってなんて読むんですかね?
ゾーンゾーン?ソーンソーン?スーンスーン?
友達が一回調べてくれた時は「いや、無理だろ」って感じの読み方だったんですが・・・あれー?

... Read more ▼


・zooom-zoomネタ
・お母さん副官
・「息子さんお母さんを僕に下さい」(嘘)


― ― ― ―


『プロール、マイスターを見なかったか?』

『副官なら、今朝早くからどこかに出掛けて行くのを見ました』

『出掛けた?』

『はい。急いでいたようなのでどこに行くかまでは聞けませんでしたが』

『・・・そうか、呼び止めてすまない』

そう言って基地の中を巡回していたプロールと別れたコンボイはふむ、と腕組みをすると先ほどから探し続けている人物の姿を思い浮かべた。

コンボイは今朝からマイスターを探しているのだが、一向に見付けることが出来ないでいた。
こちらも急ぐ程の用ではないのでこうやって巡回も兼ねて探しているのだが、さっき会ったプロール曰く朝早くから出掛けているらしい。確かにそれならばいくら探しても見付からないわけだ。
マイスターがどんな用事で出掛けているのかはわからないがいつも出掛ける際は自分に予め伝えてから出掛けているというのに――最近サボりがちなバンブルにも見習わせなければ――今日に限ってどこかに出掛けるか伝えてこなかったというのが気になる。

『(いや、そういえば最近あまり基地でマイスターの姿を見ていないような・・・)』

ふ、と思い返してみれば最近のマイスターがどこに居たかが思い浮かばない。
副官としての仕事はしっかりこなしているもののそれ以外ではあまり見ていないような気がしなくもない。

『・・・これは少し、マイスターと話をしなければいかんな』

地球の文化をこよなく愛する彼の事だ、音楽以外にも興味を持つ何かを見付けたのかもしれない。
それほどまでに彼を惹き付ける物は一体どれ程のものなのかと思うも、彼の想いを独占してしまう何かが恨めしくもあり少し寂しく思う。
司令官として、一人の部下に思い入れをするのはあまり褒められたことではないが、部下であり恋人でもあるマイスターが相手だとどうも自分の気持ちを上手くコントロール出来ないようだ。

『司令官失格だな』

マイスターを探すのを理由に基地の巡回をしている時点でもうアウトだ、と思わず苦笑いを浮かべた。

当てがないならと、コンボイは基地の入り口へ向かって歩き出した。
朝から出掛けているのであれば運が良ければ帰ってきた所に会えるかもしれない。
些か望み薄だがここまで探しておいて今更大人しくモニタールームで待つのは出来そうになかった。
その思いが通じたのかは定かではないが、入り口に着くや否やコンボイはそこで漸く探し求めていた姿を見付けた――マイスターだ。
運良く帰ってきた所と鉢合わせしたらしい。

『マイスター丁度良いとこ、ろ・・・』

しかし、コンボイは思わず動きを止めた――いや、止めざるを得なかった。
マイスターを見付けた時、彼の傍には見慣れないロボットが二体。しかし見慣れないのが問題ではない。
問題はロボット達がマイスターより小柄といえど、その容姿がマイスターと瓜二つという事だ。

『あ、司令官丁度良い所に。実は皆に紹介したい子がいるんですが・・・司令官?』

固まるコンボイを見付けたのかこちらに向かってくるマイスター。
その両脇には瓜二つのロボットを連れ、並んで歩く姿はますますそっくり・・・いや、親子にすら見える。

『マイスター・・・』

『どうしたんですか司令官。どこか、具合でも悪いんですか?』

遠目からはわからなかったが近付くにつれ、ぷるぷると震えているコンボイに気付く。
もしや何かウィルスでも、とマイスターは二体を抱え上げると慌ててコンボイに駆け寄り俯いてしまった顔を覗き込んだ。視点が定まってないのかアイセンサーが忙しく点滅しているのを心配そうに見詰め――

『司令官ホントにどこか悪――『誰の子だマイスター!私の子か!?』――間違っても
貴方の子じゃありません』

すっぱりと切り捨てた。
マイスターの顔一面に、心配して損したとありありと書かれている。
なんだよいつもと同じかよ心配して損したマジで。

『じゃあ私以外か!』

『そういうんじゃないですってば!』

『なっ・・・わ、私に言えないような相手なのか!?』

『だからっ!ちょ、ラチェット!ラチェーーーット!!』

『まさかラチェットとの子なのか!!!』

『アンタちょっと黙ってて下さい!ラチェット早くー!!』

暴走し出したコンボイに一人じゃ対処しきれそうにないと感じたマイスターは慌ててラチェットを呼び出した。
困った時のラチェット頼みだ。
たまたま近くを歩いていたらしいラチェットはマイスターの切羽詰まった声にも慌てることなく近寄るとまるでもう慣れましたと言わんばかりに冷静に場の状況を眺めた。

『どうしたんだマイスター。随分慌てているようだが司令官がまた何かしたのかい?』

『ラチェット、それではまるで私が常に騒動を起こしているみたいじゃないか』

『ご自覚があるのでしたらもう少し自重して頂きたいものですな』

『グッ・・・!』

心当たりがあるらしい――実はつい先日、基地を襲撃してきたデストロン率いるメガトロンと交戦したのだがうっかりはっちゃけ過ぎてそのまま二人一緒に渓谷に真っ逆さまに転落してしまい戦闘どころでなくなってしまったのだ。
強制スリープモードから覚めると同時に見たライトの逆行を浴びてこちらを見下ろすラチェットの顔は今でも忘れられない。心底、スパークが冷えた瞬間だった――どうでもいいがアイアンハイドはリペアされる毎にあの顔に見下ろされているのだと思うと生きた心地がしない――後、コンボイ達が気を失っている間にサイバトロン&デストロンのコンボイとメガトロン引き揚げ共同作業が行われたらしく、皆ちょっと仲良くなって帰っていったそうな――気まずげに明後日の方を向くコンボイを放置しマイスターに向き直る、とその足にくっついたマイスター似のロボット達を見付けてパッと破顔した。

『あぁ、zoom-zoom達来てたのかい』

『ついさっきこっちに連れてきたんだ』

『ふふ、君にそっくりだね』

ラチェットが視線を合わせるように屈み込むとすかさずマイスター似の白い小さなロボットが飛び付いてきた。

『せんせー!』

『おやzoom、私の事を覚えててくれたのかい』

首にしがみつくとすりすりと頬擦りして甘えてくる白い小さなロボットにラチェットもお返しとばかりにやり返す。
キャーなんて嬉しそうな悲鳴を上げる白い小さなロボットとラチェット――とそれを見て蕩けそうなアイアンハイド。

『って、いつからいたんだい?』

『副官がラチェットを呼んでるのが聞こえたので何事かと思ってな』

そしたら副官によく似た奴と一緒でビックリしたと笑うアイアンハイドに気付いたラチェットが、
首にしがみついた白い小さなロボットを抱きかかえアイアンハイドに向き直る。

『可愛いだろうアイアンハイド』

『あぁ、可愛いな』

アイアンハイド的には白い小さなロボットよりそれにじゃれてるラチェットの方なんだろうがここは敢えて聞くまい。
もう一体、マイスターの側に立っていた赤い中くらいのロボットがラチェットの前に出た。
こちらは白い小さなロボットよりも背が高く、落ち着いた雰囲気が印象的だ。
赤い中くらいのロボットとも面識があるらしいラチェットが白い小さなロボットを抱えたまま彼の頭をよしよしと撫でると照れくさそうにしながらも嬉しそうにはにかんでいる。

『お久しぶりです先生』

『やぁzoom-zoom、元気そうでなによりだよ。マイスター、カラーリングは赤に決めたのか』

『あぁ、最後の最後で迷ったけどこっちの方がカッコ良いと思ってね』

『お、よく似合ってるじゃないか!赤が一番良いぞ!』

『それはお前が赤だからだろう。でも、確かによく似合ってるぞ』

『ありがとうございます』

ラチェットにそう言われると赤い中くらいのロボットは礼儀正しく一礼してみせた。

『随分しっかりしてるな』

『同じ赤でも誰かさんとは大違いだ』

『ラチェット!』

『・・・盛り上がっている所すまないが、そろそろ私にも紹介してくれないか?』

ゴホン、とわざとらしい咳払いに一斉に振り返る。
すっかりコンボイを忘れていた。

『あ、すみません司令官!』

『おっと失礼すっかり忘れていました』

慌てて向き直るマイスターと全く悪びれないラチェットにあれ私ってホントに司令官だったっけなんてちょっと不安になりつつもマイスターに勧められて二体の前に立つ。
見れば見るほどマイスターに良く似ている・・・

『二人とも、この方がさっき話したコンボイ司令官だ。司令官、この子達はzoomとzoom-zoom
と言って、私をモデルにしたロボットです』

『・・・子供じゃなかったのか』

『だからさっきから違うって言ってんでしょうが!・・・まぁ、子供みたいなものではありますけど』

『マイスターさえよければ私が父親に立候補するんだが』

『・・・もう、いいから二人に挨拶してやって下さい』

『うむ、私がサイバトロン総司令官のコンボイだ。二人ともよろしくな』



『イボンコー!』

『・・・落下大帝オチテマス(ボソッ)』



『『『・・・・・・』』』


――面食らったのも無理はない


『・・・・・・ラチェット』

『何です司令官』

『うちのメンバーで彼らの開発に携わったのは』

『私ですが何か』


――やっぱりか!!


思わず心の中心で叫んだコンボイだった

『・・・どうして君が参加したんだ』

『ホイルジャック達も参加したがったんですがあまり大人数で押し掛ける訳にもいかないので代表で私が行かせて頂きました』

さらりと言って退けるラチェットに思わず頭を抱えたくなる。しかし、まだマッドになったり絶叫要員じゃないだけましだと思えば・・・だがらってこの歳で毒舌は如何なものか。
折角のマイスター似なのに性格はラチェット似なのがなんとも勿体ない。
第一、彼らは自分が落下の常習犯だということを知らない筈・・・だとするとラチェットが彼らのメモリーにそのデータをインストールしたのだろうか・・・厭がらせにも程がある。

『す、すみません司令官!こらお前達!』

『・・・いや、いいんだマイスター。確かによく落ちるのは自分が一番知っている。気にしてないさ』

『司令官・・・本当にすみません。後でよく言っておきますので』

『いや、本当に大丈夫だ。君が気に病むことはない』

そう、これはマイスターのせいではない、ラチェットのせいだ。
なのにどうしてマイスターを叱ることが出来ようか?否、出来るわけがない!(反語)

『・・・とりあえず皆にも紹介しよう。アイハンド、皆をモニタールームに集めてくれ』

『了解しました!』

いつまでも気まずい空気でいるのもアレなので、気を取り直すとビークルモードにトランスフォームしたアイアンハイドを見送り、コンボイ達もモニタールームに向かった。




― ― ― ―




五人がモニタールームに着いた頃には既に全員が集まっていた。
ホイストやグラップル辺りは作業中に無理矢理引き摺り出されたのだろう少し不機嫌そうだ。
中には作業道具を持ったままの強者もいるようでパーセプターなんかはハウンドの背中を使ってまで設計を書き続けている。
机代わりにされるハウンドがほんの少し身動ごうものなら『ア゙ア゙ァ゙ア゙ァァァァ!!!間違ったあぁぁぁ!!!!』なんて真後ろで叫ぶもんだからハウンドの半径5mに近づくトランスフォーマーは誰一人いない。
誰もがハウンドに憐れんだ眼差しを投げ掛けている。同情するなら変わってくれ。

そんな中、逸早くコンボイ達に気付いたバンブルがパタパタと駆け寄ってきた。

『司令官どうしたの?いきなりアイアンハイドが集合しろって言うからオイラビックリ
しちゃったよ』

するとマイスターの連れて来たロボット達に気付いたのか初めて見る彼らに不思議そうに小首を傾げた。

『あれ?このロボット達どうしたの?』

『詳しい話はマイスター達がしてくれるそうだ。皆、マイスターから紹介したいロボットがいるそうだ』

コンボイの声に各々好きにしていた仲間達の視線が一斉にマイスターに注がれる。
その視線を受けてマイスターとマイスター似のロボット達、そしてラチェットが前に出た。

『実は以前、人間達に自分達でトランスフォーマーを造りたいと相談されてね』

『その際に私をモデルにしたいと相談されたんだ』

『へ~だから二体ともマイスター副官そっくりなんだ』

『あぁ、それで今朝向こうから外出許可が下りたんで皆に私の息子達を紹介しようと思って基地に連れてきたんだ。こっちの白いのがzoomで、』

『はじめまして!』

『こっちの赤いのがzoom-zoom』

『よろしくお願いします』

マイスターに背中を押され、一歩前に出た白い小さなロボット――zoom――と、赤い中くらいのロボット――zoom-zoom――を仲間達が取り囲んだ

『わー可愛い!』

『赤い方がお兄さんなのか』

『しっかしよく似てるなぁ』

『人間達はどんな技術を使ったんじゃ?』

自分より小さいロボットに会えたのが嬉しいらしくzoomを高い高いするバンブル。
zoomも満更でないらしくキャッキャと嬉しそうにされるがままだ。
ホイルジャック達はzoom-zoomを興味深げに見つめ、やはり科学者のオイルが疼くのだろう矢継ぎ早に質問を投げ掛けている。興味津々な科学者達に囲まれてもzoom-zoomは嫌な顔一つせず一つ一つ丁寧に答え、その姿は小さくてもマイスターがモデルなのだと実感出来るほど立派なものだ。




サイバトロンメンバー皆が新しい仲間を歓迎している頃、コンボイとマイスターは輪から少し離れた所でそれを眺めていた。

『良かったじゃないか』

『えぇ、大丈夫だとは思ってたんですがやっぱり心配で』

付き合いが長いので皆気の良い奴らだとはわかっているのだが、今回はどうしても不安が拭えなかった。
いくらラチェットがサポートを務めたからといってzoom-zoom達が人の手で作られたロボットに変わりない。ちゃんと馴染めるか心配だった。

しかし、その心配も杞憂に終わりそうだ・・・なのにマイスターの表情は浮かないままでコンボイはそれが気になっていた。

『マイスター・・・』

『本当は、zoom-zoom達をサイバトロンに連れてきたのには理由があるんです』

『そうなのか?』

『はい・・・』

マイスターは少し言い淀むと、コンボイと視線を会わせようとしないままポツポツと語った。

『彼ら曰く、こちらで実際にトランスフォーマーの中で暮らしそれによってzoom-zoom達にどのような影響をもたらすのかデータを取るそうです』

『それは、』

『はい、実は今回の事は・・・実験の延長なんだそうです』

つまり、今の技術で人間がどれだけトランスフォーマーに近いロボットを造ることが出来るか、
どれだけトランスフォーマーに近付けるかが知りたくなったのだろう。
初めはそこまで考えていなかっただろう人間もマイスター達も・・・だが予想以上にzoom-zoom達の出来は良く、完成した頃には外見中身共にまるで”本物”のトランスフォーマーと何ら変わりなかった――しかしそれが良くも悪くも科学者の研究意欲を擽ってしまったのだ。

『いつかは人間達の元に戻さなければならない・・・しかし結果によれば、もしかしたら一緒にいられるかもしれない』

『モデルがトランスフォーマーだから同じトランスフォーマーと一緒にいる方が良いと判断されればその可能性も無くはない、か?』

『はい』

そう力強く頷くと、マイスターのバイサー越しに見上げてくるアイセンサーの眩しさに、コンボイは自身のアイセンサーの明度をそっと落とした。

『可能性は限りなく低いかもしれない。でも、アイツらを見てるとどんなに可能性が低くても僅かでも、可能性があるのなら賭けずにはいられないんです』

『マイスター・・・』

『彼らはもう、私の息子も同然です』

人間の手で造られたとはいえ元のデータはマイスターをモデルとしている。
見た目は元より、思考プログラム等もマイスターを基盤としたものが殆どだ。
しかし、いくら自分達トランスフォーマーを真似たとて彼等はあくまで人の手で造られたロボット。
トランスフォーマー本来の産まれ方ではないし、言ってしまえばトランスフォーマーですらない。
それでも――いや、だからこそ――マイスターは彼らが愛しくて仕方なかった。

『ラチェットはそれを?』

『勿論知っていますし猛反対しました。『ロボットとはいえ命を何だと思ってるんだ!』って』

『彼らしいな』

『はい・・・ですが、協力すると言ってしまった手前放り出す訳にもいきませんし、ここで手を引けばzoom-zoom達を見捨ててしまうことになります。それに万が一、人間と諍いを起こせば私達だけでなくサイバトロンと人間全体の問題になってしまうかもしれません』

本音を言えば二人とも攫ってでもzoom-zoom達を連れ出したいのだろう、だがそれをしてしまえば人間側も黙ってはいまい。
第一、向こうはこちらが危害を加えられないのを知っているのだ――こんな時、人間が皆スパイクやカーリー達のように心優しい者ばかりならどれだけ良かったと思ったことか――今は耐えるのが、一番良い方法なのだ。

『私も出来る限りの事はしよう』

『ありがとうございます・・・でも、これは俺達の問題です。司令官にご迷惑をかけるわけにはいきません』

『大切な仲間が苦しんでいるのにそれを見て見ぬフリなど出来るわけがない・・・それに、君が苦しんでいるのを見るのは、私も辛い』

『司令、官・・・』

だが、そんなマイスターを黙って見ていられないのも事実。
コンボイはマイスターの両肩に手を添えると真っ直ぐに彼のバイザー越しのアイセンサーを見詰めた
反らすことを許さない力強い双眼に、マイスターもぐっと顎を上げ見詰め返す。

『マイスター、これだけは言わせてほしい――君の子は、私の子でもあるんだ』

『・・・意味がわかりません司令官』

キャアキャアとはしゃぐバンブルとzoomの声がどこか遠くから聞こえる――あぁ、私の次男はちゃんとバンブルと仲良くなれたのか良かった良かった――ってそうじゃないそうじゃない。
まさかここでそう来るとは流石の副官も思ってもみず、予想の範疇を楽々飛び越えていったコンボイにマイスターは頭を抱えたくなった。
いくら二人きりの際のコンボイが暴走気味であったとしてもマイスターの恋人に変わりはないのだし、マイスターとしてもいつにない真剣な表情と真摯な態度に心ときめかない筈がない――普段からこうならと思わないでもないが・・・――折角入口での事は水に流し、改めて惚れ直したというのに・・・台無しである。

『もう!何でいつもそこでブチ壊すんですか!?』

『何を!本当の事を言ったまでだ!』

『真面目にして下さい!』

『私はいつでも大真面目だ!』

しかも胸まで張って宣言されては最早何と言い返していいのかわからない。
なんでそんな自信満々なのかさっぱりだ。

『ホントに貴方って方は・・・』


――・・・本当は、不安だったのだ


独断で話を進めてしまったこと、ラチェットを引き込んだこと、人間達に自分のデータの一部であれ渡してしまったこと・・・如何に副官だろうと決して褒められた行為ではないし、自分のデータを悪用されないという保障などどこにもない。
だが、自分をモデルにしたトタンスフォーマーを造りたいと人間に言われた時まるで自分の子供を創るみたいだな、と思ってしまったら・・・もう、駄目だった。
職権濫用で処罰されるのは覚悟の上だったし最悪副官としての権利を剥奪されることも考えていた・・・だが怒るどころかむしろバッチ来い☆なコンボイを見ていたらマイスターは一人悩んでいた自分が何だかアホらしく思えてきた。
例え産まれた理由や経緯が何であれ、コンボイにとってマイスターが自分の恋人ならば彼にとってもzoom-zoom達は自分の恋人の息子――強いては自分の息子――ということになっているのだろう。

きっと司令官の中では既に家族構成が出来上がってるんだろうなぁと思うと嬉しいようなむず痒いような何とも言えない気持ちになって、マイスターは諦めにも似た溜息を一つ零すとにやける顔を見られないよう、目の前の広い胸に顔を埋めた。

『ま、マイスター?』

突然のマイスターの行動に何かあったのかと――だとしたら十中八九コンボイが原因だろうが――慌てて抱き留めて顔を覗き込む。その心配してますとありありと書かれた顔につい噴き出してしまい、更に困惑するコンボイに気付かないフリをして彼だけに聞こえるよう小さな声で囁いた。

『責任・・・取って下さいよ』

言ってからマイスターは自分がかなりの爆弾発言をしたことに気付き、一気にフェイスパーツにオイルが上がってくるのを感じた。
自分でも顔が真っ赤になっていくのがわかるぐらいなのだコンボイにはバレバレに違いない。
そう思うと羞恥でブレインサーキットが焼き切れてしまいそうで、でも、それでもいいかもしれないと思ってしまった自分はきっと末期に違いない。

『っ、マイスター!』

熱くなる頬を擦り付けながらそんな事を考えていれば感極まった声と共に苦しいくらい抱き締められた。換気ダクトが締め上げられて排熱が間に合わず、慌てて自由な両手でコンボイの逞しい腕を
バシバシと叩きなんとか弛めてもらおうと必死になった。

『ちょっ、苦し、司令官・・・っ!』

『す、すまない!つい・・・』

『っは・・・まったく貴方って方は!』

『オゥウ・・・』

排熱出来なくて冗談抜きで焼き切れるかと思った。
恨めしげに見上げ、アイセンサーから溢れた冷却水を拭われながら彼のシュンとする姿にちょっと可愛いなんて思ってしまって――・・・でもまぁ、これも惚れた弱味なんだろうななんて内心惚気ると――マイスターは体の力を抜いて、その身をコンボイに預けた。






『ねーどうしたの?何かあったの?』

『見ちゃだ駄目だぞバンブル。お前さんにはまだ早い』

『くらいよー』

『zoomにはもっと早いからのー』

人目も憚らずいちゃつき出した司令官と副官から離れ、有害物質遮断の為バンブルとzoomの目隠しをするラチェットとホイルジャック。
青少年の健全な育成の為に奔走するラチェット達を横目にzoom-zoomが側にいたアイアンハイドに静かに尋ねる。

『母さんと司令官っていつもあんな感じなんですか?』

『(母さん?)そうだな、最初の方は副官も嫌がってるけど最後は大体あんな感じだな』

zoom-zoomの母さん発言に内心えマジでやっぱり副官ってそっち役なの?と上司の家庭事情を知ってしまってうろたえつつも答えるアイアンハイドに、ふぅんと気のない返事を返す。
だからだろうか、アイアンハイドは気付かなかった。


――zoom-zoomのバイザーの奥で、彼のアイセンサーが暗い光を見せたことに。


『・・・油断出来ないな(ボソッ)』

『何か言ったか?』

『いえ、何も』




― ― ― ―


トランスフォーマーコレクション2007にZoom-Zoomがいてどっかで息子みたいに思ってる
っての聞いたんで「ちょww公式wwww」ってなってもう息子でよくね?ってなったんで
妄想展開したらこんななりました
TFは公式からしてネタが豊富だから困るww
副官一気に二児のママです(違)
パパになりたいコンボイがいます

ホントはZoom-Zoomはベロシティーレッドだけなんですが、なんか一体ってのも寂しかったので
マツダのRX-8にスノーフレイクホワイトパールがいたので兄弟にしてみました
ちっさいのは趣味です
後、名前は考えんのめんどゲフゲフ・・・浮かばなかったからまんまで
色でスノーとかベロシティとかの方がいいんだろうか・・・どっちにしてもまんまだな

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プロフィール

恵理

Author:恵理
好きな子ほど上手く描いてあげれないぶきっちょヘタレですm(_ _)m

ヘタレとツンデレに愛を注ぎつつ語ったり日記書いたりしながらちまちまやっていきたいなぁ・・・(遠い目)

最近の口癖は「ドキッとした」

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