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実写小ネタ
小ネタでジャズ←ジョルト←サイドスワイプというマイナーさ。

死んだジャズが忘れられないジョルトとそんなジョルトが放っておけないスワイプ。


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・雨


― ― ― ―




ディエゴガルシアに雨が降った。


バケツを引っくり返すという言葉がしっくりくるくらい激しい雨が視界一面を遮っていた。
叩き付けるような雨が地面に跳ねる度に足元を容赦なく濡らすのが酷く不快だ。
後一歩踏み出せば倉庫の屋根はなくなり遮る物のなくなった身体は瞬く間に水の恩恵を身に受けることになるだろう。



今まさに、目の前で雨に打たれているジョルトのように。



ジョルトの青い装甲の上を空から落ちてきた水がバタバタと音を立てて跳ね上がり、幾筋も道を作りながら彼の身体の上を伝い落ちていくのを眺めてもうどれくらい経ったか。
ジョルトの丸いアイセンサーを伝って落ちる雨は、まるで泣くことの出来ない彼の変わりに泣いているように何度も何度も同じ軌跡を辿って地に落ちる。

『不思議ですね、空から水が落ちてくるなんて』

セイバートロンでは雨は降らない。

初めて見る雨にもっとよく見たいと外に飛び出してから随分と長いこと雨晒しにされた身体はすっかり冷えきっていた。
生憎トランスフォーマーは人間のように風邪を引くなんてことはないし、ウィルスに感染した際の症状と似ていることもあるがそれでも俺達には無縁のものだ。
第一、体温が下がったくらいで体調を崩すほどこの身体は柔じゃない。

『・・・いい加減中に入れ』

だけどこれ以上雨の中にジョルトを一人残しておきたくなかった。

涙を流してる風に見えるのが嫌だった。

お前がまるで誰かの為に悲しんでいるみたいで堪らなく嫌だった。

俺以外の誰かを尊むお前を見たくなかった。

例えそれがあいつだったとしても・・・いや――


『(あいつだから嫌なのか、俺は・・・)』


一歩足を踏み出せば途端に降り注ぐ雨に全身を打たれ俺の身体にも雨が伝う。
少しずつ奪われていく熱に、あいつが死んだ時もこんな風に冷えていったんだろうかと、なんとなく思った。

雨に濡れたジョルトのアイセンサーがサイドスワイプを捉える。

やっぱり、泣いてるみたいだ。

『サイドスワイプ、雨のせいで泣いてるみたいです』

それはお前の方だろう。

それ以上見ていたくなくて、絡ませた指を引いて強引に倉庫に引きずり込んだ。


― ― ― ―


台詞言わせたいシリーズ(嘘)
ジョルトに『不思議ですね、空から水が落ちてくるなんて』って言わせたかった。
映画の方は知らないですけどアニメイテッドのセイバートロンは雨降らないらしいよ。

多分ラチェット繋がりで知り合って、上官と部下の壁の叶わぬ恋にしょんぼり。
そしてそんなジョルトにやきもきスワイプ。
ジョルトはジャズが忘れられなくて時々サイドスワイプと重ねちゃったりしたら美味しいなぁ。私が。

どうでもいいけど間違えて一回ジャルトって書きそうになりましたマジで誰それ。

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プロフィール

恵理

Author:恵理
好きな子ほど上手く描いてあげれないぶきっちょヘタレですm(_ _)m

ヘタレとツンデレに愛を注ぎつつ語ったり日記書いたりしながらちまちまやっていきたいなぁ・・・(遠い目)

最近の口癖は「ドキッとした」

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